2024年05月05日

野ウサギ

作詞に疲れを覚えたら山に行く。

一昨日は 野ウサギを見た。

居ることは 山の整備をされているkさんから聞いていたが
實際に見ると随分可愛らしい。

薄茶色のすばしっこそうな若いうさぎだ。

いくつの時か覚えていないが 大阪から室戸岬に帰省する母に連れられて 当時の関西汽船で大阪港から甲浦を目指した。

薄暗い船室と知らない人に囲まれて 生まれて初めての大揺れ。

上がるときは我慢出来ても沈んで行く時には怖くて
泣き叫んだ記憶がある。

なんでこんな所に 洗面器みたいなものがあるのかなあーという疑問はすぐに解決した。
周りの人達が 船酔いしだして もう 地獄絵図。。。

甲浦では小さなはしけの舟に抱かれたまま 乗り移り
甲浦港に上陸。

始発のバスに乗り もうクタクタ。


すると 走るバスのすぐ前にウサギが現れて
ライトを振り返りながら走る走る ピヨンピヨン走る。
運転手さんのすぐ横に座つていたのでよく見えた。

運転手さんも 面白がつて そ~つと 走つてついて行く。

ライトが眩しくて 山道側に逃げられないウサギは
どんとん走る。

母に抱きかかえられた自分はいつしか船酔いも収まり
楽しい楽しいバスとなつた。

いつしかウサギは消えたけど 我が家では 甲浦のウサギと言うことで 長い事 語り草となり 母は
いつも懐かしがり いつもほのぼのとした気持ちになれた。

そんなウサギが近くに現れたのは 実に嬉しい!

今日も 山に行こう!

駄文をここまで読んでいただきまして 感謝です。

なんちやあでない話につきあつていただきまして
ありがとうございます。




Posted by 太田 護葉(まもるは) at 10:20│Comments(0)
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